mixiについて
SNS「mixi」の新規会員登録の際に、
携帯電話のメールアドレスの入力と、
携帯端末からの認証が15日から必要となりました。
これは1人で複数のアカウントが登録されるのを防ぐ為で、
現ユーザーに対して携帯電話のメールアドレス登録を求めるものではないようだ。
mixiでは会員からの招待メールがないと新規の会員登録ができないが、
15日からは登録時の画面で携帯電話のメールアドレスが必須事項となった。
Webからの登録の後、送られてくるメールに記載されているURLにアクセスすることで認証完了となるが、
これについてもPCと携帯電話の両方で認証が必要となった。
このため携帯電話のメールアドレスを持っていないユーザーは、
招待状を受け取ってもmixiへの登録はできなくなった。
運営会社のミクシィでは15日から携帯端末による認証が必須になったことについて、
現在のユーザーに対して携帯メールのアドレス登録を求めるものではないと説明。
ところで「読み逃げ」という言葉をご存じだろうか?
mixiで友人のページを訪問して足あとを残しながら、
コメントを付けたりメッセージを送ったりせずに無言で立ち去ること、
所謂「ROMる」行為を非難する言葉。
最近読み逃げや踏み逃げを失礼だと考えているユーザーが増えているようで、
mixi日記やプロフィールで「読み逃げ禁止」を堂々と宣言したり、
読み逃げを非難する人も現れている。
読み逃げを許さない「地雷バトン」という名のバトンも流行中。
「特筆すべき感想がなければ、コメントは残さないのが普通では」
「読み逃げという言葉自体に違和感を感じる」
「ROMることの何が悪いか分からない」
と読み逃げを容認する人も多く読み逃げ禁止に対する困惑が広がっている模様。
グリ街について
KDDIとグリーが提供するau携帯SNS「EZ GREE」に、
地域エリア単位の掲示板に書き込みや閲覧が行える、
その名も「グリ街」が登場した。
ちなみにグリ街は「ぐりまち」と読む。
もう少し詳しく説明すると、
グリ街では全国の注目エリアごとの掲示板に、
飲食店や口コミ情報をユーザー同士が書き込んだり、
閲覧することができるほか、
グリ街とEZナビウォークとを連携させれば、
行きたい場所までのルート案内サービスができたりする。
余談ではあるがKDDIの発表によると、
EZ GREEの登録数が3月14日の時点で、
50万を突破したことも発表している。
現在の携帯SNSの市場は基本的に、
若者→モバゲータウン、
大人→mixiという形になっていますが、
auの集客力とブランド力を手にしたEZ GREEが、
携帯SNSでの先行組みmixiとモバゲータウンにどれだけ近づけるのか、
興味深いですね。
モバゲーについて
携帯SNSにmixiをしのぐスピードで急成長しているサービスがある。
それがDeNAの携帯SNS&無料ゲーム「モバゲータウン」通称モバゲー。
今年2月のオープンから9カ月で会員200万人を突破し、1カ月に25万人ずつ会員を増やしている。
ゲームオンリーのユーザーもいるためmixiのような純粋なSNSとは若干異なるが、
mixiの200万人突破が1年9カ月と3週間ということを考えると、
その成長速度は驚異的だ。
月間ページビューは10月で33億3000万と、mixiモバイルの約2倍。
収入源はバナー広告とアフィリエイト広告だけだが、売上高は3カ月で4億円に達しており、
DeNAはポータル戦略の中核に位置付けると期待を込めている。
モバゲータウンはNTTドコモ、ソフトバンクモバイル、KDDIの3G携帯ユーザーなら誰でも登録できる。
日記や掲示板の作成、メッセージ送受信などPC向けSNSと同じ機能に加え、
アバター作成機能、無料デコメールサービス、Q&Aサービスも備えており、
30種類以上の本格的なゲームが携帯で無料でプレイし放題なのも大きな特徴だ。
流れとしては、無料ゲームに魅力を感じて入会してもらい、
オンラインゲームの対戦やゲーム内チャットで友達を作り、
アバター付きの日記や掲示板でコミュニケーションを深め、毎日利用してもらう。
そんな感じだろうか。
ユーザー層はこんな感じ。
10代が約7割、20代が残り3割と20~30代中心のmixiよりも若い。
男女比は6対4と男性の方が多い。
モバゲータウンは登録無料の為、広告モデルで運営している。
ゲーム内通貨「モバG」(モバゴールド)がビジネスモデルのカギ。
モバGは、アバターアイテムを購入するのに必須で入会時に300Gもらえるが、
友人を招待、広告をクリック、スポンサーサイトに登録、提携ECサイトで買い物、
これらのことをするともらえる仕組み。
広告クリックで2G前後、スポンサーサイト登録で50~300G前後が相場で、
友人を招待すると300Gもらえる。
モバGは現状、現金で購入することができないため、
貯めるには多く友人を招待するか、スポンサーサイト登録や広告クリック、
提携サイトからの購入を繰り返すほかない。
アバターを飾りたいというユーザーの欲求が集客と広告収入を促進させる仕組みだ。
近頃モバゲー以外でも携帯SNSが盛り上がり始めているようだ。
PC向SNS最大手のmixiは携帯だけでも利用できるよう機能を追加、
KDDIはグリーと提携して携帯SNS「EZ GREE」を展開する。
またNTTドコモは楽天と共同でオークション&SNS「楽オク」をスタート、
ソフトバンクは世界最大のSNS「MySpace」を携帯対応させる計画をたてている。